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濁水、由比・蒲原沖で調査 静岡市委託業者「砂地に微細粒子」

(2020/1/24 07:20)
海底の泥を調査するため潜るダイバー=23日午前、静岡市清水区沖
海底の泥を調査するため潜るダイバー=23日午前、静岡市清水区沖

 駿河湾のサクラエビ漁師らが深刻な不漁との関係を指摘する、日本軽金属蒲原製造所放水路(静岡市清水区)から流れ出る濁水について、市の委託を受けた都内の民間会社が23日までの3日間、濁りが深刻な由比・蒲原沖を中心に現地調査を行った。採取した泥の成分を分析し、3月末までに地元の由比港漁協に結果を示す方針。
 民間調査会社「いであ」の調査員が市担当者の立ち会いのもと、富士川沖や放水路沖など約20カ所で実施。同社関係者は「比較的深い場所では、本来の砂地の上に微細な粒子が堆積していることが分かった」と振り返った。有線水中ロボットカメラ(ROV)で海底に堆積した泥の状況を観察したり、ダイバーが水深20メートル程度まで潜り、泥を採取したりした。
 最終日の23日、「調査中」という旗を掲げた地元のシラス漁船「神栄丸」で由比漁港を出発した。最初に向かった同漁協沖よりもやや西側のポイントでは小雨が降る中、ダイバー2人が水深18メートル程度の海に潜水。高さ約60センチの円筒状の容器に泥をサンプリングし、船上で別の容器に移し替えたり、写真を撮影したりした。
 由比・蒲原沖では近年、シラスの不漁も深刻。由比港しらす船曳網組合の山本勝司組合長(69)によると、湾奥は特にひどいといい「海流に乗って東から泳いでくるシラスが濁りでせき止められていると感じる」と話した。その上で「昔の濁りは茶色で大雨から数日すれば消えた。今は灰色のうえ、常に出続けている。早く解決してほしい」と強調した。

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