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文化力の拠点、導入機能「白紙に戻す」 図書館中心に再検討へ

(2020/1/15 07:28)

 川勝平太知事は14日の定例記者会見で、県がJR東静岡駅南口の県有地に整備する「文化力の拠点」の導入機能について「論点がぼやけている面があるので、いったん白紙に戻すのが正しい」と述べ、県立中央図書館以外の機能は県議会の意向を踏まえて再検討する考えを示した。
 ただ、施設整備に反対する人を「県議の資格はない」などとした川勝知事の発言に議会側が反発し、協議のめどは立っていない。計画通りに2020年度一般会計当初予算案に事業費を計上できるかは不透明だ。
 川勝知事は「図書館を中心に考えてもらう。(議会と)意見調整した上で、どれを入れるかになる」と説明。県立中央図書館を中心に据えた上で、県議会最大会派の自民改革会議と第2会派のふじのくに県民クラブがそれぞれ設置しているプロジェクトチーム(PT)などの意見を踏まえて導入機能を検討するとした。
 文化力の拠点は県立中央図書館のほか、県産食材を提供するフードコート「食・茶・花の都」や、AI・ICTの拠点、大学コンソーシアムの拠点などの機能を想定。整備費を230億~270億円と概算し、県主体で整備する方針だった。
 しかし、図書館以外の機能について議会側から「イメージが分かりにくい」「機能が煮詰まっていない」などと疑問視する声が続出。県は昨年末に予定していたパブリックコメント(意見公募)の延期を余儀なくされた。その後に川勝知事の発言問題が起き、自民改革会議との協議は行われない状態が続いている。

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