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御前崎産廃施設「一時中断」 住民投票受け社長表明

(2020/1/10 17:32)
産廃計画の断念を金子文雄社長に要請し、文書を手渡す柳沢重夫市長(左)=10日午前、御前崎市役所
産廃計画の断念を金子文雄社長に要請し、文書を手渡す柳沢重夫市長(左)=10日午前、御前崎市役所

 御前崎市の住民投票で建設反対が9割だった産廃処理施設の建設計画を巡り、同市の柳沢重夫市長と、事業者である大栄環境の金子文雄社長が10日午前、同市役所で会談した。柳沢市長は事業撤退を金子社長に要請。金子社長は会談後の取材に、住民理解を最優先課題とし、建設計画を一時中断すると表明した。
 会談は非公開。柳沢市長は昨年12月に実施した住民投票の結果を金子社長に伝え、建設計画の断念を求める文書を手渡した。終了後、金子社長は「一度、立ち止まる。住民の合意形成に努める」として、事業を存続する意向も重ねて強調した。
 施設は「御前崎リサイクルエネルギープラザ」。2021年4月の着工、23年4月の運転開始を目指していた工程について、金子社長は「まったくの未定になる」と述べた。1月中に県に提出予定だった環境影響評価に関する現地調査結果の準備書についても先送りする。
 建設計画は有力市議と一部住民でつくる推進派が誘致する形で着手された。計画地の土地契約が結ばれた後に明るみに出たため、合意形成がないと全市的な反発を招き、建設賛否を問う住民投票に発展した。投票結果に法的拘束力はなく、同社は事業継続の方針を示していた。

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