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リニア工事、地質・水調査「JRの責務」 静岡県は監視体制整備

(2019/12/10 07:33)

 静岡県議会12月定例会は9日、公明党県議団の蓮池章平氏(沼津市)が代表質問を、無所属の桜井勝郎氏(島田市・川根本町)と自民改革会議の増田享大氏(掛川市)が一般質問を行った。3氏がリニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減問題についてただしたのに対し、川勝平太知事らはJR東海が事業者の責務として工事前の地質や地下水の調査、生態系・水量の定点観測を行う必要があるとの認識を改めて示した。
 川勝知事は蓮池氏の質問に、JR東海が工事着手前からトンネル工事現場付近の生態系や水量の状況を高い頻度で定点観測し、環境保全方策を検討すべきだとした。一方、県は監視体制を整備する必要があるとし「工事着手後に異常な変化を確認した場合、JR東海に対し、速やかに適切な対応を求めていく」と述べた。
 大井川上流部の地質調査については、難波喬司副知事が桜井氏への答弁で「工事を担う事業者の責務として、JR東海が実施すべきだ」と指摘し、県が独自に行う必要はないとの考えを強調した。
 増田氏が大井川中下流域の地下水への影響についてただしたのに対し、鈴木亨くらし・環境部長は「今後の論点の中でも特に重要」との認識を示し、工事前の地下水調査の徹底をJR東海に要求していると答えた。県が保有する地下水の水位、水質、水温の測定データは提供するとし「大井川の現状を把握するために必要な調査はJR東海が責任を持って行うよう求める」と説明した。

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