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御前崎産廃、民意は? 建設賛否問う住民投票、8日投開票

(2019/12/8 08:31)
投開票を前に子育て世代が意見を交わした啓発イベント=7日午後、御前崎市池新田
投開票を前に子育て世代が意見を交わした啓発イベント=7日午後、御前崎市池新田

 御前崎市に民間企業が計画する産廃処理施設「御前崎リサイクルエネルギープラザ」の建設賛否を問う住民投票は8日に投票日を迎え、即日開票される。地方自治法の直接請求で条例化された住民投票の実施は県内初。市民の注目を集めてきた産廃計画に対する民意が明らかになる。
 投票結果に法的拘束力はないが、「市長は有効投票の賛否のいずれか過半数の意思を尊重する」と定められている。有権者の関心度と民意の重みを判断する上で、投票率が焦点になり、柳沢重夫市長の今後の対応にも影響を与えそうだ。
 施設は産廃処理大手の大栄環境(神戸市)が浜岡砂丘西側の池新田財産区の土地で、2023年4月の運転開始を予定。有力市議と一部住民が雇用創出や税収確保などを目的に誘致を主導したとされる。一方で、十分な経緯説明や合意形成がなく、環境悪化も懸念されるとして、市民団体が民意を問う住民投票を実現させた。
 8日は午前7時から午後8時まで市内13カ所で投票を受け付ける。午後9時から開票、午後10時ごろ結果が判明する見通し。6日までに、投票資格者名簿登録者の22・75%に当たる6077人が期日前投票を行った。

 ■子育て世代が投票呼び掛け 啓発イベント
 御前崎市の産廃処理施設計画を巡る住民投票を前に、地元の子育て世代でつくるグループ「GO VOTE OMAEZAKI」は7日、計画地近くの浜岡砂丘前で、同世代に投票を呼び掛ける啓発イベントを行った。
 手作りの軽食や雑貨などが販売された会場で、来場者同士が住民投票に関する素朴な意見を交わした。期日前投票を済ませた来場者には「ありがとうカード」が手渡された。
 グループは住民投票実施が決まった9月以降、若者層に判断材料を提供しようと、意見交換会を開き、推進・反対派のチラシをSNS上で情報発信してきた。メンバーの助産師野口智美さん(45)は「住民投票を通じ子育て世代が市政に関心を持つ機会になれば」と思いを巡らせた。

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