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外国人客、静岡県内に呼び込め 県が旅行商品開発促進

(2019/12/8 07:55)
五輪・パラリンピック 外国人観光誘客促進事業
五輪・パラリンピック 外国人観光誘客促進事業

 静岡県は2020年東京五輪・パラリンピックに向け、首都圏から本県への旅行商品の開発促進、駿河湾フェリーの改装と情報発信など、外国人旅行者を誘客するための取り組みを強化する。県一般会計12月補正予算案に事業費1900万円を盛り込んだ。ラグビーワールドカップ(W杯)での課題を教訓とし、県内に最大限の経済波及効果をもたらせるように対応を急ぐ。
 県と県立大はエコパスタジアムでのラグビーW杯開催の4日間、外国人客計300人余りに周遊パターンなどの聞き取り調査を行った。この結果、県内の富士山や浜松市西区の舘山寺に立ち寄るとの回答が多く寄せられたが、県内に滞在する日数は1、2日程度にとどまる人が75%に上り、経済波及効果や県内の受け入れ態勢に課題も残した。
 新たな取り組みでは、洋上から富士山を望める駿河湾フェリーを本県の魅力のPRに活用する。売店を改装して取り扱う県産品を充実させたり、大型映像設備を設置したりする。市町や民間団体が多彩なイベントを開催できるように、客室前方にオープンスペースも確保する。
 旅行の宿泊や交通を手配するランドオペレーターや海外メディアを県内に招いてファムトリップ(観光地視察)や商談会を開催。SNSで影響力のある国内在住外国人らインフルエンサー向けのモニターツアーも企画し、海外への発信につなげる。外国人観光客へのきめ細かい対応を図るための宿泊・観光施設関係者向け説明会も、伊豆など県内4カ所で実施する。
 県観光振興課は「ラグビーW杯の成果や課題を踏まえ、いち早く五輪・パラリンピックの外国人誘客の強化に取り組みたい」とし、自転車競技が開催される伊豆・東部地域をはじめ、県内全域での機運醸成を目指す。

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