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豚コレラのイノシシ処理負担減へ 藤枝市、20年度に分解施設

(2019/12/6 09:17)

 藤枝市は5日の市議会11月定例会本会議で、有害鳥獣として捕獲したイノシシを微生物で分解処理する減容化施設を2020年度内に導入する考えを明らかにした。同市では10月中旬以降、豚コレラ(CSF)に感染したイノシシが相次いで見つかっている。感染防止策として捕獲を担う地元猟友会の負担軽減を図る考え。関連経費を20年度当初予算案に計上する。
 市内では10月18日に同市岡部町で豚コレラに感染した野生イノシシが静岡県内で初めて確認されて以降、12例の感染が確認されている。感染拡大を防ぐため、死骸を埋却処分する際は通常より深く地面に穴を掘り、消石灰をまいて消毒を徹底するなど地元猟友会の負担増が懸念されていた。
 減容化施設は、約80度で活性化する微生物の働きを利用し、野生動物の肉など軟らかい部分を1~2日、骨や硬い毛などを1週間程度で分解する仕組み。豚コレラウイルスは死滅し、残渣(さ)もほとんど出ないという。処理能力は1日200キロで、1頭約60キロで換算すると1日3頭前後処理できる見込み。
 市によると、有害鳥獣として18年度に市内で捕獲されたイノシシは778頭で、多くが埋却処分されている。施設は国の鳥獣被害防止総合対策事業費補助金を活用して整備する。

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