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函南メガソーラー、川勝知事「基本的に反対」 法規制働きかけ

(2019/10/21 08:30)
土砂崩れで送水管が破断した現場を視察する川勝知事=函南町丹那
土砂崩れで送水管が破断した現場を視察する川勝知事=函南町丹那

 川勝平太知事は20日、台風19号の土砂崩れで送水管が破断した函南町丹那の復旧工事現場を視察し、近くの同町軽井沢で計画が浮上している大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設について「基本的に反対」と述べた。その上で森林開発に関する法律を改正し行政が厳しい規制を行えるよう国に働きかける必要性を示した。
 メガソーラーの危険性について「土砂崩れが起きると水も海もやられる。地域の安全に脅威になる」と語り、近隣市町でも計画が進む現状に触れながら「(事業者の)利益本位でなされている」と指摘した。県として環境規制の厳格化を進める一方、国の法律が「規制よりも許す方向になっている」とし、地域住民の意向に沿う形で「地域のトップや行政機関が規制を行えるよう変えないといけない」と述べた。
 計画は、山の傾斜地も含む事業区域面積65ヘクタールに太陽光パネル10万200枚を設置する。下流域に町立丹那小や住宅地などがあり、土砂崩れなどの危険性が高まるとして地元住民が反対している。

 ■「中止のためのアイデアなし」 函南町長が見解
 函南町の仁科喜世志町長と地域住民が町政について意見を交わす懇談会が20日、同町ダイヤランド区で開かれた。仁科町長は同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に町条例の適用は困難とし、「中止させるアイデアは現段階でない」と述べた。
 住民からは、町長の同意なしに発電設備の設置・発電事業を行えないとする条例の適用を求める声が上がった。町は「既に許認可申請が済んでいることから遡及(そきゅう)適用は不可能」とする従来の回答を繰り返し、平行線に終わった。渡辺一英軽井沢区長は条例に関する質問状を町に提出し、「(町に)条例を適用してほしいという思い。住民側が納得できる回答を求めたい」と話した。

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