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サクラエビ秋漁、3海域別に漁獲規制 親エビ割合、操業条件

(2019/10/9 07:17)
操業条件に設定した体長35ミリ以上の親エビの割合
操業条件に設定した体長35ミリ以上の親エビの割合
漁獲規制のポイント
漁獲規制のポイント

 記録的不漁が続く駿河湾産サクラエビについて、県桜えび漁業組合は8日、由比、蒲原(静岡市清水区)、大井川(焼津市)の全船主でつくる船主会を同区の由比港漁協で開いた。23日解禁予定の秋漁では湾内を3海域に分け、海域別に漁獲可能な親エビの割合を決め操業することなどを盛り込んだ規制案を全会一致で承認した。
 実石正則組合長が明らかにした。産卵を終えた35ミリ以上の親エビの割合が湾奥で75%、湾中部で50%、湾南部で30%以上確認できた場合のみ操業する。投網前に試験網を使って調べる。35ミリ以上の親エビは産卵を終えていて漁獲しても資源量に影響ないと判断した。
 漁協が今夏に行った産卵調査では、主な産卵場とされる湾奥の産卵数について1年以上漁をしていないにもかかわらず、前年比で大きく減っているなど資源状況が改善されていないことを考慮。組合が9月に湾奥で実施した資源調査で稚エビの割合が高かったこともあり、湾奥の数値を高く設定した。
 実石組合長は「湾奥で親エビが75%以上というのはかなり厳しい」とし、「湾奥は事実上の禁漁区になる」との認識を示した。
 ことしの春漁で行った漁獲上限の設定は「秋は親エビと稚エビが混在するため数値の不確実性が高い」(実石組合長)として見送った。
 1日当たりの操業隻数を全120隻の3分の1(40隻)以下にすることや、投網回数を1日1回で時間を10分以内とするなど従来の規制を継続する。資源調査も行う。
 実石組合長は「資源回復を最優先に、来春に加入するエビに影響を与えないよう慎重に操業したい」とした。

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