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清水庁舎、住民投票案否決 移転案は可決 静岡市議会総務委員会

(2019/10/9 07:18)

 静岡市が計画する市役所清水庁舎移転の賛否を問う住民投票条例案が8日、市議会総務委員会で審議され、賛成2、反対5で否決された。一方、同庁舎の所在地をJR清水駅東口公園に移す条例案は賛成5、反対2で可決された。両議案は17日の市議会9月定例会最終日に本会議で採決されるが、どちらも同様の結果になる見込み。
 住民投票条例案に賛成したのは、議員発議で同条例案を提出した「創生静岡」と共産党の2会派。最大会派自民党と第2会派の志政会、第3会派の公明党はいずれも反対した。逆に移転条例案は、この3会派が賛成した。
 自民の委員は「沿岸部に庁舎を建てないという前例を作れば、千年先まで沿岸部に行政の建物が作れなくなる。津波浸水想定区域に庁舎を移転していいかという一文で賛否を判断すべきではない」と主張。創生静岡の委員は「市当局が市民の合意を得ていると言うなら、事業実施前に意向を確認すべきだ」と訴えた。
 清水庁舎の移転を巡っては建設地が津波浸水想定区域であることが焦点になっている。移転に賛成する委員からは「近隣にあるJR清水駅や商業施設の利用者の新たな避難場所になる」との声が上がった一方、反対する委員は「災害拠点になる庁舎や災害弱者が利用する病院は、浸水区域につくるべきではない」と指摘した。

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