静岡新聞NEWS

リニア「重要課題」委員会でJR批判 静岡県議会定例会

(2019/10/3 07:32)
静岡県議会危機管理くらし環境委員会で質問した議員の主な発言
静岡県議会危機管理くらし環境委員会で質問した議員の主な発言

 開会中の県議会9月定例会で、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題に関する議員から県当局への質問が相次いでいる。1、2の両日に開かれた常任委員会では、会派を問わずJR東海の対応に対する批判の声が上がった。大井川流域を地元としない議員も「県政の重要課題だ」として関心を寄せていて、常任委員会のうち、環境行政を所管する危機管理くらし環境委員会は今後、工事予定地を視察する方向で調整する。
 1日の同委員会では、質問した全議員がリニア問題を取り上げた。最大会派自民改革会議の代表を務める竹内良訓氏(浜松市中区)は「JRの対応は批判に値する。県民にとって命に関わる問題だ。譲ってはいけない所がたくさんある」と強調。一方、地域振興策やルート変更に言及した川勝平太知事をけん制し「JRと対峙(たいじ)すべきではない」と注文も付けた。
 県とJRの協議を傍聴してきたふじのくに県民クラブの小長井由雄氏(静岡市葵区)は「県が一方的、独善的に工事に伴うリスクを主張して、いたずらに工事を遅らせているわけではないと分かってきた」と述べ、JRの情報開示の姿勢にも疑問を呈した。
 国政で国土交通相を輩出する公明党。同党県議団の高田好浩氏(静岡市葵区)は「JRはこのままで南アルプスの自然が崩壊しないと考えているのか。地域振興策どころではなく、現状対応をどうしていくかだ」とJRを痛烈に批判した。
 選挙区が大井川流域ではない議員の関心も高い。JRは静岡工区の未着工を理由に2027年リニア開業が遅れる可能性があるとしているが、無所属の山本隆久氏(浜松市南区)は質問の中で「名古屋市や岐阜県でも工事が遅れている。リニア開業が遅れても、静岡工区の遅れだけが要因ではないのではないか」と指摘した。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト