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国、日軽金に行政指導 雨畑ダム堆砂「抜本解決を」

(2019/8/14 07:10)
土砂で9割以上が埋まり水害が危ぐされる雨畑ダム(奥が堤体部分)=8月上旬、山梨県早川町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
土砂で9割以上が埋まり水害が危ぐされる雨畑ダム(奥が堤体部分)=8月上旬、山梨県早川町(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
日軽金への国の指摘ポイント
日軽金への国の指摘ポイント

 駿河湾サクラエビの不漁を受け、静岡、山梨両県が濁りの実態調査を進める雨畑ダム(総貯水容量1365万立方メートル、同県早川町)の堆砂率が9割を超え、水害が危ぐされている問題で、国土交通省は13日、ダムを管理する日本軽金属(東京都品川区)に対し、現状を抜本的に解決するよう文書で行政指導した、と発表した。山梨県も同日、同社に同様の要請を行い、国に対し同社を指導するよう要望したことを明らかにした。
 同省によると、同様の行政指導は熊本・球磨川の瀬戸石ダム(同993万立方メートル)に次ぎ全国2例目。国と同県が堆砂問題の是正に乗り出したことで、同ダムを埋める土砂や泥が駿河湾に注ぐ濁り水の要因とされる問題も新たな局面を迎えることになる。
 同省の行政指導は9日付。国は5月、全国のダムの堆砂量や堤体の強度などを定期検査し、雨畑ダムについて「堆砂により上流部の河床が上昇し、洪水被害の恐れがある」と評価、3段階のうち最も深刻な「ただちに改善措置が必要」と判断した。国は2014、16、17年にも同ダムに対する同様の評価結果を同社に通知しているが、文書による指導は今回が初めてという。

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