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防災重点ため池492カ所 国指示で静岡県再選定、3倍に

(2019/6/13 07:59)

 静岡県は12日、昨年7月の西日本豪雨を受けて国が都道府県に再選定をするよう指示していた「防災重点ため池」が、従来の168カ所から492カ所へと大幅に増加したと明らかにした。県内全ての農業用ため池636カ所のうち、8割近くが防災重点ため池に選定されたことになる。
 防災重点ため池は、決壊した際、浸水が予想される区域に家屋や公共施設が存在するため池のこと。西日本豪雨でため池の決壊が相次いだため、農水省があいまいだった貯水量や家屋との距離などの基準を明確化した。都道府県はこの基準に基づき、市町村と調整して選定し直した。県農地保全課は防災重点ため池が大幅に増えた理由について、県内のため池が比較的、民家や学校、病院などの公共施設、主要道路に近いためだとしている。
 また、県は国が再選定を指示する前から、独自にため池の耐震性を調査してきた。それによると、636カ所のうち、216カ所は対策の緊急性が高く、さらにそのうちの100カ所以上で対策が急務だと判断。2022年度までの計画で補強工事を進めている。
 全国でも今回の再選定により、これまで約1万1千カ所だった防災重点ため池が5月末時点で、6万3722カ所へと増加した。農業用ため池の総数の4割弱を占める結果になった。

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