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静岡県が豚コレラ対策 養豚場の柵設置に助成、検査機も増設

(2019/6/4 07:55)

 静岡県は3日、岐阜県や愛知県で発生が相次いでいる豚コレラについて、県内への拡大を防ぐための緊急対策を実施すると発表した。感染源とされる野生イノシシを養豚農場へ侵入させないためのワイヤメッシュ柵の設置費助成や検査機器の増設が柱で、既定予算から6865万円を充てる。
 6月補正予算では発生した場合に備え、農家の経営支援対策の経費を計上する方針。県によると、殺処分などに伴う損失は国が補償するが、手当金の支払いまでに時間がかかる。岐阜県や愛知県にはこの間のつなぎ融資の制度があり、県も同様の措置を検討する。
 メッシュ柵の設置費助成は補助率が2分の1、1メートル当たり2380円を上限とする。6月下旬には農家からの申請を受け付けられるよう、準備を進める。
 緊急対策はこのほか、愛知県に隣接する浜松市と湖西市で猟友会と連携してイノシシの捕獲を強化する。生息密度を低減させるとともに、死んだイノシシを対象にしてきたウイルス検査を捕獲イノシシ全頭にも広げる。
 対象となる数は年間で2280頭程度を想定しているといい、385万円を投じて中部家畜保健衛生所に検査機器を2台増やす。
 湖西市新居町での車両消毒ポイントの設置は、他県での発生が終息に向かうまで当面継続する。職員らが県内120の全養豚農場を個別に回り、消石灰や消毒薬の使用方法の指導にも当たる。
 豚コレラ対策を巡っては、農業団体や県議会主要会派から強化を求める要望が出され、川勝平太知事は5月29日の定例記者会見で6月補正予算の編成も含めて積極的に対応する意向を示していた。

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