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大井川流量減対策、JR回答に委員ら苦言 リニア工事・連絡会議

(2019/4/16 07:50)
大井川流量減少対策の各論を議論した県環境保全連絡会議=15日午前、県庁
大井川流量減少対策の各論を議論した県環境保全連絡会議=15日午前、県庁
静岡県環境保全連絡会議での主なやりとり
静岡県環境保全連絡会議での主なやりとり

 静岡県の環境保全連絡会議は15日、県庁で地質構造・水資源専門部会(部会長・森下祐一静岡大教授)を開き、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川流量減少対策について委員とJR東海が厳しい議論を展開した。同社の回答に批判や苦言が相次ぎ、多くの事項が結論を持ち越した。
 事前に提出した質問に同社が答える形で進行した。大井川上流部で沢が水枯れする可能性について、同社の沢田尚夫中央新幹線建設部次長がその可能性を認めた。一方、トンネル湧水を上流部に戻すのは難しいとの認識を示した。
 これに塩坂邦雄委員は工事の影響を受ける魚類を別の場所に移すなどの事前代償措置を検討している同社の対応を批判。次回会合で、沢が枯れない方法を提案するとした。
 大石哲委員は同社が説明資料で「トンネル湧水を山梨、長野両県に流出させないためには一日も早く静岡工区の工事を始めることが必要」とした記述を問題視。「山梨、長野両県に湧水が流れるのは工事を止めている本県のせいだと読める」と修正を求めた。
 リニアが廃線になったり、JR東海が存続できなくなったりした場合の水量回復措置を巡り、同社側が「しっかり引き継ぐとしか言いようがない」と繰り返した。難波喬司副知事は「そういう、むちゃくちゃな話をしたら議論が終わる」と苦言を呈し、森下部会長が結論を保留した。
 難波副知事は終了後の取材に、同社の回答が整理されれば大井川流域8市2町と利水者の11団体に状況を説明する考えを示した。
 

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