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ラグビーW杯、静岡県内で8カ国キャンプ PR制約多く、課題も

(2019/2/25 07:22)
ラグビーワールドカップ2019日本大会 各国代表の公認キャンプ地
ラグビーワールドカップ2019日本大会 各国代表の公認キャンプ地
エコパ試合日程
エコパ試合日程

 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場の一つエコパスタジアム(袋井市)がある静岡県は、立地にも恵まれ、日本をはじめ8カ国の代表が直前キャンプを予定している。公認キャンプ地の各市は2002年サッカー日韓W杯の経験などを生かし、受け入れ準備を進めているが、PR活動に制約が多く、地元住民の認知度向上と盛り上げが課題になっている。新年度当初予算案に計上した関連経費の確実な執行に不安を抱える自治体がある一方、ソフト面の施策に活路を求める動きもある。
 県内では、静岡市にイタリア、浜松市に日本代表とスコットランド、掛川、磐田両市には合同でアイルランドとロシア、オーストラリア、御前崎市にも南アフリカ、ジョージアが滞在する。
 各市とも精力的に準備作業に取り組むが、大会運営に関する情報が少なく、組織委の対応に不満の声が上がっている。掛川市スポーツ振興課のW杯担当者はイベントを行う際、事前チェックが多いことなどを例に挙げた上で「チームの詳細なスケジュールが分からなくて困っている。試合会場周辺でキャンプ地があるのだから、交流の機会がほしい」と訴える。静岡市の担当者も「交流の場を設けたいが、組織委が乗り気でなくて厳しい」と胸中を明かす。
 各市は各国代表チームが使用する施設の修繕など、ハード面を中心に環境整備を予定している。そんな中、御前崎市では、ソフト事業の一環として市内各地に歓迎ののぼり旗や横断幕を飾り付ける「シティドレッシング」を展開する。小学校の花壇に南アとジョージアを代表する花を植栽する活動も計画中だ。市商工観光課の小野田明人課長は「両国は市民にとってあまりなじみがない国。まずは二つの国を知り、親しみを持ってもらう活動に取り組みたい」と前向きに捉えている。
 エコパの地元、袋井市の石黒克明ラグビー開催準備室長は「W杯は一種のお祭り。国際交流を推進し、他者を思いやる『ラグビー精神』を市民に知ってほしい」と期待する。

 ■数日程度滞在か
 ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会で、静岡県内でキャンプを行う日本を含めた8カ国はいずれも袋井市のエコパスタジアムで試合を行う。日本代表は9月28日のアイルランド戦の直前合宿として、同月下旬に数日間、浜松市に滞在する見込み。アイルランド代表も同程度の期間、磐田市や掛川市に滞在するとみられる。大会組織委員会は練習場や宿泊先、キャンプ日程をいずれも公表していないが、各国代表は試合前の数日~1週間程度受け入れ自治体に滞在する見込み。

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