「タケノコ王」監修メンチカツ 富士宮産ふんだんに 自ら店頭PR

 テレビ番組で親しまれている「タケノコ王」の風岡直宏さん(47)=富士宮市長貫=が監修したメンチカツ「タケノコ王メンチきってます」(350円)など同市産タケノコをふんだんに使用した総菜3種類が完成した。富士市南松野の総菜店「フジヤマダイニングえびす」で6日から販売する。初日の午前10時~午後5時にタケノコ王が店頭で自ら新商品をPRする。

富士宮産タケノコをふんだんに使った総菜をPRするタケノコ王=富士市南松野のフジヤマダイニングえびす
富士宮産タケノコをふんだんに使った総菜をPRするタケノコ王=富士市南松野のフジヤマダイニングえびす


  同店はホテイフーズの焼き鳥缶を使った「まつのコロッケ」を企画。運営会社が富士川沿いを「コロッケ街道に」と考え、富士宮産タケノコを使ったコロッケ作りをタケノコ王に提案した。2019年夏から、タケノコ王の要望を聞いて試食を重ね、メンチカツや春巻きの開発に及んだ。
  メンチカツは、通常の2倍近い大きさ。1センチ角のタケノコを入れ、富士市の人気ラーメン店「タブー・ザ☆ボニート」特製の「辛みそ」などで味付けし、「タケノコ王のように味も見た目もパンチが効いている」(開発担当者)。コロッケ「タケノコ入れすぎコロッケ」(250円)は、根元部分を半円に切ったタケノコが入り、存在感を主張。春巻き「タケノコ王に包まれて」(230円)は、どこを食べてもタケノコに当たるよう、中央部分に先端まで太いタケノコが入り、味にも変化を付けた。
  富士宮市内で風岡たけのこ園を営む風岡さんは「タケノコの消費拡大のため商品化の必要性を感じる中、提案をいただいた。30回も試食を重ね、納得のいく味になった」と満足げに語った。(青島英治)

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