イオン、ツルハの統合検討 傘下のウエルシアと

 イオンがドラッグストア事業の拡大に向け、傘下のウエルシアホールディングス(HD)と株式を一部保有しているツルハホールディングス(HD)に関し、経営統合を含めた関係強化を検討していることが25日、分かった。統合が実現すれば業界売上高の首位と2位の連合となり、売上高は2兆円を超える。ドラッグストア業界のさらなる再編の引き金となる可能性がある。
 イオンは既にツルハ株13%強を保有する筆頭株主。同じくツルハ株を13%弱持つ香港投資ファンド「オアシス・マネジメント」から追加で買い取りを目指しており、交渉は大詰めの段階だ。全て取得すればイオンの出資比率は3割弱に拡大し、ツルハHDは持ち分法適用会社となる見通しだ。
 取得後には、子会社のウエルシアHDとの統合も選択肢の一つになる。ウエルシアHDをツルハHDの傘下に置く手法などが想定される。イオンは経営統合に関し「決定した事実はない」とコメントした。
 イオンは1995年にツルハHDと資本業務提携を締結し、商品開発や人材交流で協力してきた。ドラッグストア業界での競争激化や地方での人口減少を念頭に、イオンは大手同士の再編を重視する姿勢を示し、ツルハHDとのさらなる関係強化を目指している。
 ツルハHDは「物言う株主」であるオアシスから収益性の低さを指摘されてきた。オアシスは昨年8月、ツルハの定時株主総会で取締役の交代を求めたがイオンを中心とした株主の反対で否決された。ただ、収益性向上など経営改革をいかに進めるかが課題となっている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞