アイヌ伝承者の映画上映、北海道 全国は来年1月26日から

 口承で語り継がれたアイヌ民族のユーカラ(叙事詩)を初めて文字にして残し、1922年に19歳で亡くなった知里幸恵の生涯をモデルにした映画「カムイのうた」の先行上映が23日、北海道旭川市などで始まった。菅原浩志監督は舞台あいさつで「この日を迎えられうれしく思う」と笑顔を見せた。道外では来年1月26日から順次公開される。

映画「カムイのうた」の舞台あいさつに登壇した主人公・北里テル役の吉田美月喜さん=23日午前、北海道旭川市
映画「カムイのうた」の舞台あいさつに登壇した主人公・北里テル役の吉田美月喜さん=23日午前、北海道旭川市

 映画は125分。差別やいじめにあうアイヌの女性がアイヌ語研究者と出会い、病を抱えながらもアイヌ文化の伝承に取り組む姿を描く。主人公の北里テル役を務めた吉田美月喜さんは「映画を見て若い世代にもアイヌ文化について知ってほしい」と呼びかけた。
 鑑賞した旭川市の自営業畠山晃美さん(54)は「北海道で生まれ育ったが、知らないことが沢山あると思い知らされた」と話した。

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