12月実行委でクラブの賛否問う Jリーグのシーズン移行案

 サッカーのJリーグは21日、東京都内で実行委員会を開き、開幕時期を現行の2月から8月に変えるシーズン移行について、J1、J2、J3の全60クラブの賛否を12月14日の実行委員会で問うことを確認した。反対は少数とみられ、結果を踏まえて同19日の理事会で最終決定する。最短で2026年夏に移行する。
 降雪地域にあるクラブの練習環境の整備やシーズン移行に伴うキャンプ費用などを補填する目的で、これまで約70億円を拠出するとしてきたが、100億円規模に増える見通しであることも報告した。移行した場合の従来のスケジュール案を修正し、原則8月第1週に開幕して12月第2週までリーグ戦を行い、冬季中断を挟んで2月第3週に再開する日程を軸に議論を進める方針。
 酷暑下の試合数が減って選手のパフォーマンスが向上する点や、欧州とシーズンが一致することで移籍金の増加が見込める点を重視し、リーグ側はシーズン移行を推進する立場を表明している。

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