JT、加熱式たばこ3千億円投資 ロシア事業は継続

 日本たばこ産業(JT)の寺畠正道社長(57)は7日までに共同通信のインタビューに応じ、2025年度末までに3千億円の投資を実行すると明らかにした。期間中に28カ国以上の市場に加熱式たばこを新規投入する。たばこは消費者の健康を害する恐れがあり「健康リスクの少ない、顧客に選んでもらえる商品を開発する」として、リスク情報も開示しながら事業の成長を目指すと強調した。

インタビューに答える日本たばこ産業(JT)の寺畠正道社長
インタビューに答える日本たばこ産業(JT)の寺畠正道社長

 ロシアによる侵攻後に操業を停止していたウクライナのたばこ工場は「製造したいという従業員の希望が強い」ことから雇用を継続し、一部で操業を再開していると説明。一方、ロシアでの事業は売却も選択肢と表明しているが「できる限り継続していく」とした。
 今年は既にイタリアやチェコで加熱式たばこを発売しており、今後スイスなどでも展開する。
 加熱式の投入が遅れた国内でJTの市場シェアは3番手となっている。寺畠氏は反省点として「顧客の変化を追いかけられていなかった」と述べた。主力製品を3月に値下げしており、シェア拡大に向けた「正念場だ」との現状認識も示した。

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