首相「国民理解へ努力」 自民改憲本部に出席

 自民党憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)は25日、東京都内で役員・タスクフォース委員会議を開いた。岸田文雄首相が出席し、改憲を巡り「国会の議論を深めるとともに、国民的な議論と理解を喚起すべく努力しなければならない」と述べた。衆参両院の憲法審査会で進められている憲法論議の内容を共有した。
 会議で首相は、自身が2021年の党総裁選で任期中の改憲実現を掲げた経緯を踏まえ「改憲に対する思いはいささかも変化していない」と強調した。
 改憲に向けた国会発議に触れ「具体的な議論を早急に深め、党派を超えて賛同いただける議員を増やす取り組みを進めてほしい」と要請。緊急事態条項の新設や9条への自衛隊明記など、自民の憲法改正案4項目について「どれも現代的で緊急の課題だ。早期に国民に選択していただく機会をつくる努力をしなければならない」と訴えた。
 会合には衆院憲法審の与党筆頭幹事・新藤義孝氏らが出席。改憲機運を高めるための対話集会や講演会を22年度中に千回開催する目標を達成したと報告があった。今後も各地で集会などを積極的に開く方針を確認した。
 一方、古屋氏は会合で、緊急事態条項を巡る議論に慎重姿勢を取る立憲民主党について「お一人さまという感じもある」と述べ、衆参両院の憲法審で孤立気味だとの認識を示した。同時に「あまり追い込むのは得策ではない」とも語った。
 衆院憲法審の毎週開催をサルに例えた立民の小西洋之参院議員に対し「サルにはできない濃密な議論をしている」と反論した。

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