日米韓イージスが共同訓練 北朝鮮ICBM発射で

 防衛省統合幕僚監部は22日、北朝鮮が18日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したのを踏まえ、日米韓3カ国のイージス艦が日本海で22日午前に共同訓練を実施したと発表した。

日本海で共同訓練をする(左から)日本、米国、韓国のイージス艦=22日(防衛省統合幕僚監部提供)
日本海で共同訓練をする(左から)日本、米国、韓国のイージス艦=22日(防衛省統合幕僚監部提供)

 日米韓の連携でさらなるミサイル発射をけん制する狙い。防衛省は「地域の安全保障上の課題に対応するため協力を推進し、ルールに基づく国際秩序を強化するとのコミットメントを示した」と説明。日米韓は昨年10月にも北朝鮮のミサイルに対応し、イージス艦同士の訓練をしている。
 防衛省によると、弾道ミサイルの発射を想定した情報共有など各種戦術を訓練した。海上自衛隊のイージス艦「あたご」と、米韓両国のいずれも駆逐艦が参加した。
 3カ国はICBMが発射された翌日の19日には、米軍の戦略爆撃機が入り、米韓両軍、航空自衛隊と米軍それぞれで共同訓練をしていた。

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