ロシア経済、マイナス3・5% 国連、予想ほど落ち込まず

 【ニューヨーク共同】国連は25日発表した報告書でロシアの2022年の実質国内総生産(GDP)成長率がマイナス3・5%となり、当初予想のマイナス10~15%ほど悪化しなかったと指摘した。エネルギー輸出が堅調で、ウクライナ侵攻に対する経済制裁の影響を抑えた。ウクライナはマイナス36・0%と落ち込み、インフラ施設の破壊などが大きく影響した。

ロシア・クラスノヤルスク北にある油田=2015年3月(ロイター=共同)
ロシア・クラスノヤルスク北にある油田=2015年3月(ロイター=共同)
世界経済の現状と見通しを発表する国連の担当者ら=25日、米ニューヨークの国連本部(国連経済社会局提供、共同)
世界経済の現状と見通しを発表する国連の担当者ら=25日、米ニューヨークの国連本部(国連経済社会局提供、共同)
ロシア・クラスノヤルスク北にある油田=2015年3月(ロイター=共同)
世界経済の現状と見通しを発表する国連の担当者ら=25日、米ニューヨークの国連本部(国連経済社会局提供、共同)

 ロシアの23年はマイナス2・9%になると予測。日本の実質成長率は1・5%になると予想し、国連の担当者は欧米諸国の成長が急激に鈍化する中で堅調な伸びになるとの見方を示した。世界全体の実質成長率は1・9%と、22年の3・0%から減速すると予測した。
 担当者はロシアの22年のマイナス幅が当初予想を大きく下回った一因として、ロシアから中国やインド、トルコへの石油輸出が急増したと指摘。
 中国の23年の実質成長率は4・8%になると予測した。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の終了が経済を後押しすると分析。22年の成長率は3・0%だった。

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