コロナ「5類」移行、閣僚と協議 首相、週内にも

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザと同等の「5類」に移行することなどを巡り、岸田文雄首相と関係閣僚が週内にも協議する。政府関係者が18日、明らかにした。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 政府は今春にも5類に移行する方向で検討している。移行すれば原則、医療費などの自己負担が発生するが、経過措置として公費による負担を継続するとみられる。
 感染対策として推奨されている屋内でのマスク着用も、移行に伴い、症状のある人などを除いて原則不要とする案が議論されている。
 新型コロナは現在、患者や濃厚接触者の行動制限など最も幅広い措置が可能な「新型インフルエンザ等感染症」に位置付けられている。全国的に急速にまん延し、国民の生命や健康に重大な影響を与える恐れがあることが要件だが、致死率などの低下を背景に、政府内には該当しないとの意見が強まっていた。

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