保釈保証金330億円、最高規模 米、仮想通貨のFTX創業者

 【ニューヨーク共同】経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換所大手FTXトレーディング創業者のサム・バンクマンフリード被告は22日、米ニューヨークの裁判所に出廷し、2億5千万ドル(約330億円)の保釈保証金を条件に釈放された。米メディアによると、米国で過去最高規模の金額とみられる。

22日、米ニューヨークの裁判所を後にするサム・バンクマンフリード被告(左)(AP=共同)
22日、米ニューヨークの裁判所を後にするサム・バンクマンフリード被告(左)(AP=共同)

 米スタンフォード大の教授として知られる被告の両親とカリフォルニア州の実家で同居し、監視を受けることが条件。検察官とバンクマンフリード被告の弁護士が合意し、裁判所が認めた。
 バンクマンフリード被告は、12日に米当局の要請を受けた大西洋の島国バハマの警察当局に逮捕された。米連邦検察が詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)など八つの罪で起訴した。
 FTXは11月11日に日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻した。

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