コロナ感染者の葬儀、制限緩和へ 改定案、業界団体と調整
新型コロナウイルス感染者の遺体の搬送や葬儀に関する国の指針の見直しを巡り、厚生労働省が、遺体を包む「納体袋」の使用を不要とするなど制限緩和の改定案をまとめたことが15日、関係者への取材で分かった。業界団体などと調整を進めており、早ければ年内の改定を目指す。
現行の指針は、接触感染を防ぐため遺体に触れるのは控えるよう求めている。通夜や葬儀は、オンラインの活用も推奨している。
改定案では、接触感染には注意が必要とした上で、原則として納体袋の使用は求めないほか、通夜や葬儀も執り行うとした。遺体への接触を控えるとの文言をなくし、触れた場合は手指消毒を求める。