コロナ感染、2カ月ぶり増加 専門家「第8波」懸念

 19日までの1週間に報告された国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が、前週比で1・35倍となり、約2カ月ぶりに増加に転じたことが厚生労働省の集計で分かった。沖縄を除く46都道府県で増加した。20日に開かれた厚労省に対策を助言する専門家組織会合で示された。脇田隆字座長ら専門家有志は「国内の多くの地域で感染者は増加に転じており、国外の状況から考えても第8波が起きる可能性は非常に高い」とする文書を提出し、警戒を呼びかけた。

買い物客らでにぎわう東京・銀座=15日
買い物客らでにぎわう東京・銀座=15日

 厚労省は20日、オミクロン株対応ワクチンの接種間隔を3カ月に短縮することを正式に決定した。冬場を前に接種を呼びかけ感染拡大防止を図る。

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