任天堂、4~6月期は最高益に スイッチ販売減も円安寄与

 任天堂が3日発表した2022年4~6月期連結決算は純利益が前年同期比28・3%増の1189億円で、4~6月期として過去最高だった。売上高は4・7%減の3074億円。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の生産が世界的な半導体不足で停滞し販売は減ったが、為替相場の円安が利益を押し上げた。

ニューヨークのゲームショップに掲げられたニンテンドースイッチの看板=2021年12月(ロイター=共同)
ニューヨークのゲームショップに掲げられたニンテンドースイッチの看板=2021年12月(ロイター=共同)

 スイッチの世界販売台数は22・9%減の約343万台だった。22年度の販売台数予想は従来の2100万台に据え置いた。ソフトウエアの売り上げは8・6%減った。
 本業のもうけを表す営業利益は前年同期に比べて減ったが、円安による為替差益が補った。

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