復興願い、欧州から女川へ 女子サッカー選手が試合

 東日本大震災からの復興を支援しようと、欧州で活躍する女子サッカー選手が19日、津波が襲った宮城県女川町でチャリティーマッチを開いた。発起人はスペイン・グランカナリアで活躍する千葉望愛選手。2回目の今年は観客を入れて開催し、会場に足を運んだ345人ほどは手拍子などで応援した。

チャリティーマッチを終え、記念撮影する欧州で活躍する女子サッカー選手と早稲田大ア式蹴球部女子の選手=19日、宮城県女川町
チャリティーマッチを終え、記念撮影する欧州で活躍する女子サッカー選手と早稲田大ア式蹴球部女子の選手=19日、宮城県女川町

 欧州各国のリーグなどでプレーする日本人選手12人が駆けつけ、早稲田大ア式蹴球部女子と対戦した。キックオフ前には選手らが黙とう。ゴールが決まると観客から「おーっ」と歓声が上がった。試合は5―1で早大が勝った。
 千葉選手は試合後、「毎年来ることができるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

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