盛り土、全国1000カ所で不備 総点検、自治体是正へ
政府は28日、全国を対象とした盛り土総点検の最終結果を公表した。1089カ所で不備が確認され、うち516カ所では必要な災害防止措置が確認できなかった。大雨などで崩落する危険性もあるため、各自治体が詳細な調査を実施し、法令に基づく是正を求める。
総点検は熱海土石流被害を受け、自治体職員が主に目視で点検。3月16日時点で、調査対象の99・9%となる3万6310カ所で完了した。
不備はほかに「廃棄物の投棄などが確認された」のが142カ所。「許可・届け出などの手続きがとられなかった」のが728カ所、「手続き内容と現地の状況に相違があった」のが515カ所だった。