川辺川のダム、35年度完成へ 全治水策の整備で浸水83%減

 2020年7月の豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水策として、支流・川辺川で建設が計画されている「流水型ダム」の完成時期に関し、国土交通省は28日、専門家との会合で、35年度を予定していると明らかにした。22年度に環境に与える影響を調べる作業に着手し、27年度の本体工事開始を見込む。
 国交省によると、ダム完成後も上流部の河道掘削や、下流部の高潮対策といった工事を継続。計画する全ての治水策を整備するまでに約30年かかるという。20年7月と同程度の雨が降った場合、全治水策が完了していれば、人吉市街部で浸水範囲を約83%減らせるとの見積もりも示した。

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