リニア工事事故防止「対策徹底」 コンクリ落下でJR東海社長
JR東海の金子慎社長は9日の定例記者会見で、1日に愛知県春日井市で起きたリニア中央新幹線のトンネル工事でのコンクリート片落下事故について「しっかり受け止め対策を徹底する」と語り、再発防止に努める姿勢を強調した。

金子氏は施工会社が参加して設けた「安全推進協議会」を通じて事故に関して情報共有を図ると説明。事故によるリニア全体の整備計画への影響はないとの見通しを示した。
リニアトンネル工事を巡っては、春日井市での事故のほかにも、岐阜県中津川市で昨年10月、崩落事故が起き作業員2人が死傷。同11月には長野県豊丘村のトンネル工区でも1人がけがをする事故が起きた。