米通信大手が5G開始を延期 空港周辺、運航混乱の恐れで

 【ニューヨーク、ワシントン共同】米通信大手のAT&Tとベライゾンは18日、それぞれ米国の空港周辺で19日から開始予定だった携帯電話の第5世代(5G)移動通信システムのサービスを一部延期すると明らかにした。航空機の電波高度計などの運航システムに支障が出る恐れがあり、米航空業界が大規模な混乱を招くと訴えていた。

カリフォルニア州のジョン・ウェイン空港近くに設置された携帯電話の基地局(手前)と着陸する航空機=18日、サンタアナ(ロイター=共同)
カリフォルニア州のジョン・ウェイン空港近くに設置された携帯電話の基地局(手前)と着陸する航空機=18日、サンタアナ(ロイター=共同)
記者会見する米国のジェン・サキ大統領報道官=18日、ワシントン(ゲッティ=共同)
記者会見する米国のジェン・サキ大統領報道官=18日、ワシントン(ゲッティ=共同)
カリフォルニア州のジョン・ウェイン空港近くに設置された携帯電話の基地局(手前)と着陸する航空機=18日、サンタアナ(ロイター=共同)
記者会見する米国のジェン・サキ大統領報道官=18日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 アメリカン航空など米航空会社はブティジェッジ米運輸長官らに送った17日付の書簡で、欠航や遅延によって1日で1100便以上に影響が出る恐れがあると警告。全日本空輸と日本航空は18日、羽田空港と成田空港を発着する米国便の一部欠航を明らかにした。

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