大震災を次代へ 浜松で慈善演奏会 12日、河合楽器製作所

 東日本大震災の被災地支援を、植樹活動などを通じて続けている河合楽器製作所(浜松市中区)が11、12の両日、仙台市と浜松市をそれぞれ会場にチャリティーコンサートを開く。震災から10年の歩みを振り返りながら次代につなぐ音色を奏でて、被災地への思いを一つにする。同社の担当者はコロナ禍も踏まえ、「ピアノメーカーとして何かできることを続けたい」と語る。

10年間の活動を振り返りながら、チャリティーコンサートについて話し合う担当者=浜松市中区の河合楽器製作所本社
10年間の活動を振り返りながら、チャリティーコンサートについて話し合う担当者=浜松市中区の河合楽器製作所本社

 同社は震災直後から2019年までに直営店や音楽教室がある仙台市に加え、都内など全国5カ所で計35回のチャリティーコンサートを開催した。寄せられた浄財を15年から宮城県沿岸部の植樹費に充て、抵抗性クロマツの苗木2335本を植えた。
 コロナ禍で、昨年のコンサートは中止になった。今年は首都圏や大阪などでの開催を見送った一方、浜松開催に踏み切り、同市出身のピアニスト宮下まゆきさん、島田市出身のフルーティスト石川雛さんが曲を奏でる。
 日下昌和専務は「公演、植樹とも大勢のピアニストやボランティアのおかげで続けられた。コンサートを通じ現地と『震災を忘れない』との思いを共有できたら」と期待する。
 浜松会場は12日午後6時半、浜松市中区のカワイ浜松で開演。45席限定の完全予約制で、入場料千円。申し込みはカワイ浜松<電053(455)0638>へ。

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