北遠の顔「テピア」解体開始 浜松・天竜区、名残惜しむ声

 浜松市天竜区二俣町の商業施設「テピア」の解体に向けた工事が1日、始まった。建物の解体作業は5月中ごろから行われる予定。かつて“北遠の顔”として親しまれた大型商業施設の解体に、地元からは名残を惜しむ声が上がる。

解体に向けた工事が始まった商業施設「テピア」=1日午後、浜松市天竜区二俣町
解体に向けた工事が始まった商業施設「テピア」=1日午後、浜松市天竜区二俣町

 同日朝から、解体業者が館内と外構の解体撤去作業を開始。担当者によると、解体工事は10月末の完了を見込んでいるという。跡地には量販店が新設され、2022年夏ごろの開業を予定している。
 テピアは、1990年に鉄筋造り4階建ての大型商業施設としてオープン。最盛期には約30テナントが入り、地域経済の中心的な役割を担ってきた。しかし、近隣への大型ショッピングモール進出のあおりを受け、徐々にテナントが撤退。06年9月、核テナントの衣料品スーパー「イケダヤ」の撤退後、ほどなく閉館した。
 跡地利用をめぐっては、同区役所の移転先や物販店誘致などの案が持ち上がったが、いずれも実現しなかった。2月末から元共同所有者のイケダヤと工事業者が地元住民への説明を始め、工事期間の安全対策などについて理解を求めている。
 かつてのランドマークの解体に、地元旭町自治会の近藤恭会長は「テピアは地域活性のシンボルだった。解体はさみしく思うが、新たな施設が地域を盛り上げてくれることを期待したい」と語った。

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