髪の寄付「ヘアドネーション」12歳で2回目 磐田の鈴本さん

 磐田市立竜洋西小6年の鈴本花鈴さん=同市豊岡=が28日、12歳にして2回目の「ヘアドネーション」に臨んだ。腰まで伸びた髪を美容院で約40センチカット。自身のショートボブ姿に「軽くなった」と声を弾ませたのもつかの間、がん治療などで髪を失った子供たちに医療用かつらを寄付する同活動を「大人になるまで続けていきたい」と髪を伸ばす日々を再スタートした。

カットした約40センチの髪の束を手にする鈴本さん(左)=浜松市東区
カットした約40センチの髪の束を手にする鈴本さん(左)=浜松市東区

 きっかけは、保育園児の時に見た海外の男の子のヘアドネーションを報じるテレビ番組。「自分もやりたいと伝えてきた」(母親の彩華さん)という。まず小学校3年生の時に初回の寄付をした。
 それから3年。「少しでも良い状態の髪を」と彩華さんと二人三脚で手入れを重ねた。シャンプーとコンディショナー後、乾かす前のヘアオイル塗布を続け、プール後も帰宅後にしっかり髪を洗って痛まないよう徹底した。4歳からダンスを続ける花鈴さんは「重くなるし、夏は暑かった。でも、命のために、伸ばしたくても伸ばせない人がいる。あともう少し、と頑張った」。
 今回は小学校卒業の節目に合わせて寄付を決め、毛髪は大阪府のヘアドネーション支援団体に送る。カットを担当した「サムソンアンドデリラ フェリーク」(浜松市東区)の美容師青木俊典さんは「子供の場合、目的が明確で強い意志が無いと2回も長く伸ばし続けられないのでは」と感心する。
 花鈴さんの夢は小児科医。幼い頃にかかった磐田市立総合病院の医師があこがれという。「病気の子供たちを一人でも多く助けてあげたい」と力強く語った。
 

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