自宅や救急車内で出産想定、湖西市消防本部が訓練

 湖西市消防本部はこのほど、出産時の救急対応に備えた訓練を市消防署南分署で行った。浜松市助産師会の会員を講師に招き、職員16人が母子の命を守るための注意点を学んだ。

人形を使い、出産時の救急対応の手順を確認する消防職員=湖西市消防署南分署
人形を使い、出産時の救急対応の手順を確認する消防職員=湖西市消防署南分署

 訓練では搬送途中に救急車内で出産するケース、自宅に駆け付けると既に出産していたケースを想定。参加者は人形を使い、分娩(ぶんべん)介助や体調チェックの手順を確認した。助産師からは「赤ちゃんをタオルで包み、さすりながら保温を」「母親に安心してもらうための声掛けを忘れずに」とアドバイスを受けた。
 湖西市内には分娩施設がないため、隣の浜松、豊橋市に搬送する場合、到着までに30分ほどを要する。病院への搬送が間に合わない事態も想定し、訓練は2018年から同会の協力を得て毎年実施。年2件ほどの出動があるという。
 救急隊員の伊田喬章さん(38)は「出産時は患者が母親と赤ちゃんの2人になる。いつ出動があってもしっかり対応できるように備えたい」と訓練に臨んだ。

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