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トンボの楽園・桶ケ谷沼 10年ぶり、71種類目確認 磐田

(2020/10/18 16:00)
(提供写真)桶ケ谷沼で確認されたハネビロトンボ(NPO法人桶ケ谷沼を考える会提供)
(提供写真)桶ケ谷沼で確認されたハネビロトンボ(NPO法人桶ケ谷沼を考える会提供)

 磐田市のNPO法人桶ケ谷沼を考える会は17日、「トンボの楽園」と称される同市岩井の桶ケ谷沼で、71種類目のトンボ「ハネビロトンボ」を確認したと発表した。同沼で新種類のトンボが確認されたのは2010年以来10年ぶりとみられる。
 同会によると、ハネビロトンボは熱帯・亜熱帯に分布する南方系種。体長約5センチの中型トンボで、羽の幅が広く飛翔力が強い。後ろの羽に濃褐色斑がある。今月4日、桶ケ谷沼南西の甑塚(こしきづか)水辺に設置しているコンテナ内で、雌の成虫1匹と幼虫18匹のほか、死んだ雄の個体が見つかった。
 NPO法人の今村信大理事長と保崎有香理事によると、夏から秋にかけて南方から飛来し、浜松市など県内の海岸付近の池沼などでよく確認されている。桶ケ谷沼で同トンボが見つかったのは、絶滅危惧種ベッコウトンボの増殖用のコンテナ内。今夏に水草などを一度除去し網をかけて設置していたところ、ハネビロトンボが生息しやすい環境の創出につながったと推測されるという。猛暑が続いた今夏は、太平洋高気圧から吹き込む風で特に飛来数が多かったとみられる。
 今村理事長は「71種類という生息環境がそれぞれ異なるトンボが発見されてきたのは、非常に貴重。桶ケ谷沼の自然は宝。大切に守っていきたい」と話した。
 18日午後1時半から開く恒例のアカトンボ観察会で、ハネビロトンボの個体も探す。定員20人。問い合わせは、市桶ケ谷沼ビジターセンター<電0538(39)3022>へ。

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