御前崎の「いもじいさん」 大沢権右衛門の遺徳しのび法要

 江戸時代に御前崎市にサツマイモ栽培を広めた大沢権右衛門(1694~1778年)の祥月忌法要(同実行委員会主催)がこのほど、同市御前崎の海福寺で営まれた。実行委員長の柳沢重夫市長ら約20人が参列し、「いもじいさん」の愛称で今も市民に親しまれる権右衛門の遺徳をしのんだ。

顕彰碑に焼香する参列者=御前崎市御前崎の海福寺
顕彰碑に焼香する参列者=御前崎市御前崎の海福寺

 権右衛門は1766年3月、遠州灘で遭難した薩摩藩の御用船を発見し、村人とともに乗組員を救出した。薩摩藩から謝礼金20両の申し出があったが断り、代わりに門外不出だったサツマイモの栽培法を教わった。サツマイモは御前崎の砂地畑になじみ、栽培が広まったとされる。サツマイモを天日干しして作る芋切り干しは、市の名産品になっている。
 参列者は本堂と、境内にある顕彰碑の前でそれぞれ線香を手向けた。

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