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カツオ一本釣り漁後世に 御前崎の元漁師ら漁法や慣習語り合い、冊子化へ

(2020/7/23 10:50)
1963年に御前崎港で撮影されたとみられるカツオ一本釣り漁船
1963年に御前崎港で撮影されたとみられるカツオ一本釣り漁船
カツオ漁の手法や慣習などを語る元漁師ら=御前崎市御前崎の駒形神社
カツオ漁の手法や慣習などを語る元漁師ら=御前崎市御前崎の駒形神社

 かつてカツオ一本釣り漁に従事した御前崎市の70~80代の元漁師らが22日、同市御前崎の駒形神社で会合を開き、伝統的に行われてきた漁法や慣習などを語り合った。会合の内容は今後、冊子に記録する。
 関係者によると、御前崎では昭和30年代に一本釣り漁が全盛期を迎え、近海、遠洋それぞれ20~25隻が出港していた。その後漁獲量の減少に伴って漁船も減り、現在は近海、遠洋合わせて数隻程度という。貴重な記憶を残そうと、有志が会合を企画した。
 話題はカツオの生態や「なぶら」と呼ばれる魚群の見つけ方、船員の役割分担など多岐にわたった。漁に関する風習もさまざまで、安全を祈願して船霊様(ふなだまさま)という神体を船内に納め、帰りを待つ漁師の妻らが駒形神社におこもりしたという。参加者最年長の大沢六平さん(85)は「昔はとにかく縁起を担ぎ、神様を崇敬した。一番大きな魚を神社に奉納して出漁していた」と振り返った。
 会合を企画した同神社氏子総代会長の小野田一磨さん(73)は「文献に書いてあることと皆さんが話す内容は違った。地元の人たちに知ってもらいたい」と語った。

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