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コロナ対策、善意の贈り物 磐田/袋井/菊川/森町

(2020/4/28 15:01)
磐田市にマスクなどを寄付した石川社長(右)=市役所
磐田市にマスクなどを寄付した石川社長(右)=市役所
原田市長と宮地院長に医療用マスクを手渡す豊田専務取締役(右)ら=袋井市役所
原田市長と宮地院長に医療用マスクを手渡す豊田専務取締役(右)ら=袋井市役所

 ■マスク5000枚やゴーグル 磐田の企業が市に
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療機器販売などを手掛ける磐田市池田の「アイエル」(石川喜久社長)はこのほど、マスク約5千枚や感染防止用ゴーグル約50個などを同市に寄付した。同社は2009年の新型インフルエンザ流行後、感染防止用品を備蓄していたという。
 市役所を訪れた石川社長が、渡部修市長らにマスクなどを手渡し、「いつか社会に貢献しようと備蓄していた。今がその機会だと思う」と述べた。同市によると、マスクは市で保管し、ゴーグルなどは市立総合病院で活用するという。
 市は医薬品メーカーのエーザイ(東京都)からも抗菌スプレーや保湿クリームなどの寄付を受けた。両者などが15年に締結した「認知症の人を地域で支えるまちづくりの推進に関する協定書」がきっかけで寄付に至ったという。

 ■袋井市に医療用マスク 島田の企業、創業の地
 島田市の丸尾興商は27日、医療用マスク600枚を袋井市に寄付した。マスクは市を通じて中東遠総合医療センター(掛川市)に贈られる。
 同社は1951年に袋井市で創業。管工機材や住設機器の卸販売、施工などを行っている。医療用マスクは感染症対策の一環として袋井支社で備蓄されていた品で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために医療従事者に活用してもらいたいと寄付を申し出た。
 市役所での贈呈式に豊田浩子専務取締役らが出席し、原田英之市長と宮地正彦院長にマスクを手渡した。豊田専務取締役は「最も大切なことは医療スタッフを守ること。他の企業にも同様の取り組みが広がり、力を合わせて乗り切りたい」と話した。

 ■フェースシールド50枚 菊川の企業が開発
 菊川市の工具袋・訓練用人形メーカー松下シートは27日、自社開発したフェースシールド50枚とガウン型エプロン10枚を市家庭医療センターに寄贈した。医療従事者の新型コロナウイルス防護に活用される。
 医療現場で物資が不足し看護師らが手作りしている現状を知った社員が、自社の技術で貢献したいと発案し、同センターの協力で試作を重ねて開発した。フェースシールドは塩化ビニール製。柔らかく顔にフィットし、聴診器やゴーグルと併用可能で、あごの下まで覆える。エプロンはポリエステルターポリン製で、裾が膝下まであり着脱も簡単。両製品とも販売を検討中。
 同センターの松田真和医師は「防護具が不足しているのでありがたい」と感謝し、松下吉伸社長は「ほかに困っている機関があれば届けたい」と話した。

 ■小学生へ手作り布マスク 森町児童館
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月6日まで休館中の森町児童館はこのほど、手作りの布マスク千枚を同町内の5小学校に寄贈した。学校を通じて全児童875人に配られる。
 同施設の職員5人が学校再開を見据え、子どもたちの感染予防に役立ててもらおうと作成。マスクに使用した布は町子ども会育成連合会で集めた1円玉募金で購入した。
 町教育委員会を訪ね、比奈地敏彦教育長に配布を報告した西村嘉子館長は「一日も早く普通の日が迎えられるようにと願って作った」と話した。

寄贈されたフェースシールドとガウン型エプロン=菊川市家庭医療センター
寄贈されたフェースシールドとガウン型エプロン=菊川市家庭医療センター
比奈地教育長への報告に訪れた西村館長(左)=森町教育委員会
比奈地教育長への報告に訪れた西村館長(左)=森町教育委員会

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