高校生が映像作品発表 独自視点で街捉える 浜松
(2020/2/2 12:00)-
高校生が街の情景を撮影し、映像作品にまとめるワークショップ「まちを歩いて映像を作ろう」の最終作品発表会が1日、浜松市中区の鴨江アートセンターで開かれた。見慣れた風景の中で発見したちょっとした変化や時の流れを丁寧に捉え、来場者をうならせた。
建築と都市を考察する建築家らでつくる「デモ・ラボ」が主催し、浜松学芸高と浜松市立高の生徒16人が参加した。それぞれの視点で街をスマートフォンで撮影し、4~5分の作品に仕上げた。
緑豊かな山の中に立つ巨大スタジアムや闇夜に光る車のヘッドライトなどを捉えた作品は、都市の中の「自然と不自然」の境界とは何かを問い掛けた。利用者の少ない歩道橋や取り壊された校舎の跡地などを通じて、時代とともに物の価値や意味が変わることを表現した浜松学芸高1年の篠田凛さん(16)は、「人によって街の見え方が違うと実感した。物事を多面的に考えられるようになった」と語った。
デモ・ラボの小野淳代表は「都市の機能や設計に従うだけでなく、自分の視点で街をよく観察し、仲良くする癖を身に付けてほしい」と期待した。
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