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「削り花」小正月彩る 水窪北部、伝統文化受け継ぐ 浜松

(2020/1/15 08:12)
伝統を受け継ぐ女性が飾った削り花=浜松市天竜区水窪町
伝統を受け継ぐ女性が飾った削り花=浜松市天竜区水窪町

 小正月に合わせて浜松市天竜区水窪町北部の一部の世帯で独特な飾り「削り花」が作られ、新年に彩りを添えている。近年は飾る家がわずかだが、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する伝統文化として大切に受け継がれている。
 同町西浦地区の女性(87)は、山から調達した「コメの木」で削り花を製作。樹皮を剝ぎ、白木の部分を外側から小刀で薄くそいで広げていき、花びらを仕立てた。直径10センチほどの約40輪をカシの木の枝の先に刺し、冬に咲いた満開の花に見立てて家のえびす様の前に飾った。
 住民らによると、小正月は花正月、女の正月などとも呼ばれ、美しい削り花を飾る風習が受け継がれてきた。削り花は2018年度に市内の文化資源を顕彰する「浜松地域遺産」に認定された。

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