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祭り屋台新調、地域住民にお披露目 掛川/菊川/磐田

(2019/9/23 08:40)
新しい祢里を引き回す若者たち=掛川市大渕
新しい祢里を引き回す若者たち=掛川市大渕
屋台完成を記念して紙芝居を披露する小学生=菊川市加茂
屋台完成を記念して紙芝居を披露する小学生=菊川市加茂

 掛川市大渕の野賀区は祭り屋台「祢里(ねり)」を70年ぶりに新調し、22日に初の引き回しをして地域住民にお披露目した。
 熊野神社秋祭りで1949年から使っていた初代の祢里が老朽化したため、20年ほど前から区の約80世帯で資金を積み立て、改元に合わせて完成させた。初代の特徴を残した高さ5・5メートルの木造で、四方に彫り物を施し、頂点に立てる義経と弁慶の人形は元のものを手入れして継承した。
 大石和博建設委員長は「野賀のシンボルとして、100年先も愛されるよう大切に使いたい」と話した。

 ■精巧な木彫り 菊川・西袋地区
 菊川市加茂の西袋地区は22日、祭り屋台を40年ぶりに新調し、地元の諏訪神社秋祭りに合わせて落成祝賀会を開いた。住民約400人が集まって豪華な新屋台に見入った。
 同地区は1975年の秋祭りから屋台の引き回しを始め、新屋台は3代目。高さ約4メートル、全長約5・7メートルの木造で、諏訪大社の神紋や祭神、地元西方川の流れなどを表現した精巧な木彫りを施している。
 式典では地区の小学6年生9人が秋祭りの歴史を紙芝居にして発表した。かつて地元の若者たちが廃品回収で費用を集め、子どものための小さな屋台を造ったという起源を紹介し、「自分たちも大人になったら、同じ思いを子どもに伝えたい」と先人たちへの感謝を表した。

 ■鳳凰デザイン 磐田・坂上町
 磐田市中泉地区坂上町で22日、土台や彫刻などの全面改修を終えた屋台のお披露目式が開かれた。同町公民館で開かれた式典には地元住民や周辺町の祭典関係者ら約300人が集まり、華やかな新装屋台の完成を祝った。
 1938年(昭和13年)に建造された重層唐破風の屋台で、幅2・9メートル、高さ4・6メートル、奥行き4・1メートル。91年に大規模改修したが、近年傷みが激しくなったため、解体・組み替えて全面改修することになった。今回の工事では柱や土台を新しくして強度を高めたほか、屋根もふき替えた。正面に設置されている「川中島の合戦」をモチーフにした彫刻の欠損箇所などを修復。鳳凰(ほうおう)がデザインされた天幕も新調した。
 坂上町は約330世帯。2008年に屋台保存委員会を組織し、準備を進めてきた。小栗真会長は「屋台は町の宝。町内や工事関係者の皆さんの協力で完成させることができた」と感慨深く語った。
 10月1週目の府八幡宮(同市中泉)例大祭で披露される。

新装屋台を囲み、完成を祝う地域住民=磐田市の坂上町公民館
新装屋台を囲み、完成を祝う地域住民=磐田市の坂上町公民館

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