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日本での老後生活は 在住ブラジル人対象にセミナー

(2019/4/16 07:04)
在住ブラジル人が日本の老後生活について学んだセミナー=14日、浜松市中区の市多文化共生センター
在住ブラジル人が日本の老後生活について学んだセミナー=14日、浜松市中区の市多文化共生センター

 1990年の入管難民法改正後に来日して静岡県西部を中心に生活するブラジル人の高齢化が進み、社会保障や福祉、医療面の課題が出始めている。外国人住民から年金や健康に関する相談が寄せられる浜松国際交流協会(浜松市中区)は地元の市民団体と協力し、日本の福祉事業や年金制度などについて紹介するセミナーの開催に乗り出した。
 同協会によると、ブラジルにも年金制度はあるが、公立の病院や介護施設の利用が無料のため、日本のように老後に備えて貯蓄する人が少なく、公的制度への理解も不十分だという。14日に同区の市多文化共生センターで開いた初のセミナーには、約60人の在住ブラジル人が参加して熱心に耳を傾けた。
 講師は同市の介護施設で働くブラジル出身者(58)=同区=らが務めた。講師はデイサービスの支援を紹介し「食事や健康体操などで高齢者をきめ細かくケアしている。施設によってサービスはさまざま。自分に合う施設を選んで」と助言した。
 一方、講師は「日本では年金だけで裕福に生活できると考えるのは甘い。今後の人生を真剣に考える必要がある」とも強調。他の講師は地域住民と交流する重要性や、民間の生命保険の仕組みなどについて解説した。

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