桜まつり中止の河津 検温、通行規制…並木散策、密避け静かに

 伊豆最大の観光イベント「河津桜まつり」が中止となった河津町で、例年の開幕日となる10日、町民も含め桜を見に訪れた人を対象に検温などの新型コロナウイルス感染防止対策が始まった。3月10日まで桜並木周辺で行う。

桜を見に訪れた人を検温する関係者=10日午前10時ごろ、河津町の笹原公園
桜を見に訪れた人を検温する関係者=10日午前10時ごろ、河津町の笹原公園

 河津町の河津川沿いにある笹原公園では午前9時から、警備員が来訪者に検温を実施。二~六分咲きの桜を見に1時間ほどで約20人が訪れた。検温済みを示したシールを服に貼ってもらうよう求めた。同様のチェックブースは計3カ所に設ける。河津川河口周辺と中流域の2カ所を歩行者一方通行とし、密集を防ぐ。
 実行委員会は会場周辺の露店へも営業自粛を求めたが、例年の3分の1ほどの36軒が営業すると連絡があったという。ある露店経営の男性は「要請は理解できるので極力規模を縮小した。中止決定前から露店設営の準備や仕入れをしていて、自粛は難しかった」と吐露した。
 約850本の桜並木は当初予測より開花が早く進んでいる。実行委委員長の山田和子・町観光協会長は「桜並木を訪れた人は、町民も含めて健康チェックに協力してほしい」とした上で、来訪の自粛も呼び掛ける。
 南伊豆町では同日、感染防止策をした上で「みなみの桜と菜の花まつり」が開幕した。実行委は3月10日までの期間中、河津町と同様の検温や検温済みシールの貼り付けを来訪者に求める。主会場の青野川沿いの桜並木は二~六分咲き。担当者は「長期間、桜が楽しめそう。混雑しない時期を選んで来てほしい」と訴える。

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