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沼津で私設図書館開設準備進む 信金の起業家支援施設

(2021/1/20 09:29)
4月の私設図書館オープンに向け、準備を進める土肥代表理事=沼津市のぬましんコンパス
4月の私設図書館オープンに向け、準備を進める土肥代表理事=沼津市のぬましんコンパス

 沼津信用金庫が運営する起業家支援拠点施設ぬましんコンパス(沼津市高島町)で、私設図書館の開設準備が進んでいる。焼津市などで同様の展開をしている一般社団法人トリナス(土肥潤也代表理事)が手掛ける静岡県内2例目の私設図書館で、全国的に注目を集めるユニークな取り組み。人々が交流できる場を提供することで、市民のまちづくりへの参画意識や起業マインドを高める狙いがある。
 私設図書館は「みんなの図書館さんかく沼津」と名付け、4月にオープンする予定。施設内の1階ロビーに約50箱の本棚を設置し、1箱につき1カ月2千円で“オーナー”を募る。オーナーは蔵書や工芸品などを持ち寄って利用者に貸し出す。土肥代表理事は「図書館はあくまで、地域住民を呼び込むための仕掛け。人々が交流し、まちづくりのアイデアを生み出すきっかけをつくりたい」と語る。
 開設の目的は、地域活性化の担い手となる市民を増やすこと。実際、トリナスが昨年3月、焼津市の商店街空き店舗に開設した私設図書館では、利用者間で新たなコミュニティーが生まれ、まちづくりへの参加意識が醸成されたという。全国各地からの視察も相次ぎ、高い評価を受けている。
 沼津信金も交流の場を提供することで、地元で起業を目指す若者が刺激を受けたり、事業展開のヒントを受けたりする相乗効果に期待する。同信金の担当者は「市民がまちづくりに積極的に関わることで、沼津を元気にしたい。地域経済も活性化するはず」と期待を込める。

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