富士山の湧水でどぶろく 御殿場の高橋さん、特区認定後初出荷

 富士山の湧水を原料にしたどぶろく造りが御殿場市で始まった。国の構造改革特区、通称・どぶろく特区に市が認定されてから3年越しのスタート。売れ行きは好調で、関係者は「御殿場名物の一つにしたい」と意気込んでいる。

富士山の湧水を使い、どぶろくを仕込む高橋さん(左)=御殿場市二子の「松の葉」
富士山の湧水を使い、どぶろくを仕込む高橋さん(左)=御殿場市二子の「松の葉」

 生産を始めたのは農家民宿経営者でつくる市農家民宿推進協議会の会長で、同市二子の「松の葉」を経営する高橋利典さん(71)。富士山の湧水と湧水を使い自家栽培した米、国内産の米こうじなどを混ぜ合わせ、1週間程度発酵させる。
 「適度のアルコールと米のうま味が楽しめる」と高橋さん。初回生産分は販売初日で完売し、急きょ追加で仕込んだ。今期は3月まで製造するという。
 同市は2017年12月にどぶろく特区に認定され、農家レストランや農家民宿を営む農業者が自ら生産した米を原料にする場合に限り、酒類製造免許取得の要件の一部が緩和される。高橋さんは酒造の勉強や諸手続きを経て今年2月に免許を取得した。
 他に3軒の協議会員が生産準備を進めている。市内ではウイスキーやビールなど多種類の酒が生産されていることから、高橋さんは「酒の町としてPRし多くの人に来てもらえれば」と話している。
 高橋さんが製造するどぶろく「松の葉」は1本720ミリリットルで1250円(税込み)。

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