田子の月「富士山頂」の新商品提案　富士市立高とコラボ

　富士市立高ビジネス探求科の２年生４人が、同市の製菓会社「田子の月」の菓子「富士山頂」の新商品のアイデアと販売促進のためのＰＲ方法を同社の牧田桂輔社長らに提案した。
　同市今泉の同社を訪れた４人は、富士山頂の知名度を上げ、土産の定番とするための方法を発表した。味のバリエーションを広げることを提唱し、本県の特産品の茶、イチゴ、ミカンを生地やあんに練り込む３種類の商品を考案した。食べ比べセットを発売し、幅広い年代に味わってもらう。
　商品を知ってもらう方法として、「富士山頂」の絵描き歌を考え、親しみやすいＣＭ作りを提案した。生徒は「富士山頂とともに特産物や富士市を有名にしたい」と強調した。
　田子の月の牧田社長や開発担当者らからは「商品のターゲット設定は」「どのような媒体でＣＭを流すのか」など質問が相次いだ。今後、両者が協力して開発し、２０２１年２月２３日の富士山の日を目標に販売する。